カウチン |
1800年代から存在するカナダのバンクーバー島にあるカウチン湖周辺に
住むサリッシュ・インディアンたちの伝統的な防寒着。
柄によってカナダ系、アメリカ系に分けることが出来る。
ベーシックな物はカナダ系で、動物やスポーツ物はアメリカ系。 |
カーハート(Carhartt) |
ワークウェアの老舗的メーカー。1884年家具卸売会社からスタートし、
1889年から労働衣料製造を始める。創業者はハミルトン・カーハート。
特に'30〜'40年代頃のカバーオール等はレア度大。 |
カータース(CARTER'S) |
創業は1859年。今年で140年以上も続いているワークブランドのメーカー。
現存するワークブランドとしては最古。アメリカを代表するワークブランド。 |
隠しリベット |
別名コンシールリベット。外部からは見えないがバックポケットの縁を
補強するために付けられたリベットをいう。
VINTAGEジーンズを代表するディテールでもあり、
リーバイス501は1934年に採用。
1967年には完全にバーダック「カンヌキ」に変更された。 |
片タブ |
1950年代初期以前の赤タブは、LEVI 'Sの文字が片面のみに刺繍されています。
R(レジスターマーク)も付いていません。
これ以後は両面タブになりパッチも革から紙に変更されます。
パッチが取れている物などはこの部分で革パッチモデルという事が判別出来ます。 |
片ミミ |
セルビッチが、片側だけにあるタイプ。Leeの101によくみられる。 |
片ヅメ |
正式にはピンロックという。ジッパーのロック機構の一つで、
引き手の付け根にあるピンをおろすことで本体をロックするもの。
1940〜1950年代頃の物にによく見られた。 |
カッパーボタン |
リーバイスのジーンズ全般によくみられる銅製のボタン。
リーバイス505など防縮加工された物に多く使われている。 |
カバーオール |
ジージャンよりも丈が長くてポケットの数も多く、より作業に適した上着。
ショート丈とロング丈があるが、一般的にはロング丈の物を指す。 |
カムロック |
ジッパーのロック機構の一つ。ピンがすり減ると、効果が減少するピンロックを
改良して登場した。引き手の付け根にある突起で、ボディごと押さえる。
この後、オートマチックロックに進化していく。 |
カレッジリング |
アメリカでは、ハイスクール・カレッジを中心に卒業の記念として作られています。
スクールマークやカリキュラム、スポーツなどのデザインが刻まれています。
年代が古い有名カレッジの物やミリタリー物などは特にレアで
コレクターズアイテムとしても人気があります。 |
カンヌキ |
バーダックともいわれる。ジーンズのバックポケットの縁に施された、
太い糸を用いた補強的なステッチのこと。廃止された隠しリベットに
代わり採用された。リベットと同等の強度を持つ。 |
ギミーブック |
1940年代後期〜1960年代頃までブルーベル社の製品におまけとして
付属していた小冊子で、当時は50種類以上も発行されていた。
内容は様々だが、ロデオシリーズというショートコミックが、中でも人気が高い。
コレクターアイテムとしても有名。 |
生成り |
手を加えてないこと。特に、糸や布地などの、さらさないままのもの。 |
キルティング(Quilting) |
キルティングとは、布と布との間に綿をはさみ込み、ミシン又は手で縫って、
一枚の布にする事をいいます。防寒用品として発案されたのが始まりで、
元々は裏地として扱われていましたが、近年ではジャンパーやダウンベストなど
表地にも使われて、布地の凹凸感に新しい意匠効果を現す生地として
注目されています。 |
ギャバジン |
表面に右上がりの細くて梳毛織物の一種。生地は比較的薄いのですが
耐久性に富み、組織の関係上、風雨をよくしのぎます。
50年代頃のSHIRTSやJACKETによく使われています。 |
キャントバステム |
1851年に創業したエローサー・ハイマンによって誕生。労働衣料をメインに
生産を続けていた。1946年、Leeに会社は買収されるが、その後も
ブランドネームだけは残されていた。 |
ギャランティ |
1960年頃まで、リーバイス・ジーンズの革パッチ、紙パッチには「Every Garment Guaranteed」という文字が記され、商品の品質保証をしていた。
破れた場合は新品と交換することを保証するギャランティ・チケットが、
フラッシャーとともに付けられていたこともある。
商品の品質の高さに対する、リーバイス社の自信の現れである。 |
クロッチリベット |
通称「股リベット」といわれ、股部分の補強の為に付けられていた。
馬の鞍など物を傷つけるという理由から廃止された。
リーバイス社は、1942年にこれを廃止したが、
Leeは戦後もしばらくは採用していた。 |
クラウンジッパー |
ミリタリージャケットによく使われる。ダイキャストと呼ばれる特殊な製法、
ハイヒール型の美しい設計、そして独自のスプリングロック機構などは
ジッパーを工芸品とした理念からの構造。 |
グリッパー(GRIPPER) |
Lee 101 ZやLEVI 'S 501ZXXなど初期ジッパージーンズによく見られる
グリッパーは、スコービル社の1ブランドで、VINTAGEジーンズの基準にも
なっている。 |
黒タグ |
Lee 101のウエスト内側に付く織りネームの事。
1950年代に登場し、センター黒タグ、サイド黒タグとある。
これ以前は赤タグとなる。 |
ケミカルウォッシュ |
生地の色落ちを促進する薬品とともにジーンズを洗うこと。
新品でも使い込んだ雰囲気を作り出すことが出来る。
一般的にケミカルウォッシュというと、悪い色落ちを想像するが、
ストーンウォッシュとの組み合わせにより、
極めて自然な色落ちが可能になった。 |
月桂樹ボタン |
ジーンズのトップボタンにはブランド名が刻印されているのが普通。
しかし、第2次世界大戦下のアメリカでは物資不足を理由に、
既製品のボタンを使用する事が勧告された。
大戦モデルと呼ばれる第2次世界大世界大戦中に生産された
ジーンズに特徴的に見られるボタン。 |
コーティング(Coating) |
コーティングとは、塗りつける事を意味し布地の表面効果加工の事を言います。
光沢と表面の保護が意識されています。 |
コーデュロイ(Corduroy) |
縦方向に、毛羽の畝があるヨコパイル織物です。
コットン以外の織維ではうまくできない織物です。
保温性が優れていますので秋冬の衣料に適しています。 |
ゴアテックス (GORE-TEX) |
1969年にロバート・ゴア博士が開発した素材。
フッ素樹脂のPTFEフィルムとポリウレタンポリマーを複合化した、水滴の
約2万分の1、水蒸気の約700倍のサイズが開いた極薄のフィルムを生地と
生地の間にはさむことにより、雨は防ぐけれど湿気は逃すという画期的な機能。 |
コインポケット |
パンツの前ポケットの内側に設けられた小さなポケット。
本来は懐中時計を入れる為のものだが、のちに腕時計の時代になり
こう呼ばれるようになった。 |
コの字留め |
ジッパーの最上部に施された、コの字型の止め金具。
1940年代以前に見られる特徴的なパーツ。 |
コンマ(CONMER) |
'30年代後半よりA-2などフライトジャケットに多く採用され、'50〜'60年代頃には
約70%ものシェアを誇っていたという。 |
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