古着用語集 ら行
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ライニング
ジャケットやパンツの内張を指す。主に、冬用でウール製の物が多い。

ラグランスリーブ
垂直型の「セットインスリーブ」、曲線型の「フリータ゜ムスリーブ」に対して、
襟ぐりから袖下まで斜めに縫い合わせたのが、これ。1950年代頃から普及し始め、
現在では最も一般的な縫製技術として定着している。

ラメ(Lame)
ラメは「 金銀箔を置いた 」という仏語で、金銀箔を織り込んだ織物の総称です。
高級な物には絹糸、一般の物にはレーヨン糸を用います。
手触りはやや硬い感じがし、取り扱いにも注意が必要です。
セーターやストッキングなど収縮性を必要とされる物に多く使われています。

ランナーズタグ
チャンピオンのラベルのデザイン。ランナーがゴールインしているところの
デザインを採り入れた物。1950年代以前に使われていた。
大文字タイプと小文字タイプがある。

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リーバイドール
1970年代にリーバイス社から正式に許可を受けた玩具メーカー
(Knickerbocker社)が製造したデニムラグドール。
男の子と女の子の二種類。大きさは25インチ〜10インチの3種類。タブも赤タブとオレンジタブが存在する。
コレクターズアイテムとしても人気がある。

リバースウィーブ
誕生は1934年。発案者は、創業当初からのスタッフであるサム・フリードランド。
従来のスウェットシャツが洗濯後、激しい縮みを引き起こしたため、
その原因となるタテ織りを横向きに変え、縮みを解消させることに成功。
さらに、着心地の良さを追求すべく、両脇にリブ編みを施した。
結果として、激しい動きにもスムーズに対応しうる、ゆとりのあるシルエットが成功。
4年後には特許を所得し、今日に至るまでデザインを一貫いている。

リベット
ジーンズのフロントポケットやコインポケットの端を補強する金属製の
鋲(びょう)のこと。古いタイプになればなるほど、リベット補強された箇所が多い。
これは、補強縫製技術の未発達をリベットで解消していたため。
ジーンズは、1870年にジェイコブ・デイビスがリーバイスジーンズのオリジンとなる
ズック地のズボンをリベットで補強したことで始まるが、ジーンズのリベットの
原型は馬のサドルやテントなどの補強に使われていた鋲だともいわれている。
スコービル社製のリベットが有名。

両V
1920年代末から使われだしたとされる、スウェットのディテール。
前後に伸縮を補強させるためのガゼット(V字の切れ込み)が付けられているため、この様な名称になった。
前Vと違ってガゼットがさほど大きくないのが特徴。
およそ1950年代前半まで続いたが、技術の向上により無用となった。

リンガーT-SHIRTS
元々は、リンガーネックとは丸首を示す。古着の中では丸首部分とボディとが、
別々の色になっている物をリンガーT-SHIRTと呼ぶ。
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レイジーS
Leeのヒップポケット縫い込まれたステッチ。
1943年に、Levi'sに拠ってアーキュエイトステッチが商標登録されてしまった為、
Leeは新たにバックポケットに施すステッチを作り出さねばなりませんでした。
大戦モデルで極稀れにみられる逆のアーキュエイトステッチなどは、
それまでの間に苦肉の策として暫定的に入れられていたものと思われます。
そこで、カウボーイが牛に押していた焼印のデザインをモチーフとし、
レイジーSと呼ばれるステッチが誕生しました。
ちなみにこのレイジーSとは横向きのSの意です。

レーヨン (RAYON)
天然原料を溶解させ、糸状に再生して作った繊維で再生繊維と呼ばれています。
レーヨンはガラスのような特有の光沢があるため、多くの場合は艶消しを施します。
表面は平らで毛羽はなく耐久性に富んでいます。
染色性は非常に優れていますが、型くずれやしわになりやすいという欠点も
あります。アロハシャツに多く使われています。

レジスターマーク
ブランドロゴなどの横に記された「R」がレジスターマークで、その名前と形状が
商標登録済みであることを示す。
リーバイスジーンズの赤タブ、リーやラングラーの革ラベルや
ブランドタグなどにみられる。
商標登録されたものを第3者が無断で使用することは法律で禁止されている。

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66モデル
1966年頃リーバイスにも、カジュアルスラックス部門の急激な拡張により、
工場の能力低下、製品の品質低下を招いた時期があった。
その影響が501にも及ぶあたり、社内では品質審査部を設置。
需要拡大、大量生産下での品質保持、改良に対応するため多くの仕様変更が
なされ、その結果生まれた製品が66モデルである。
トップボタン裏の工場認識番号「6」の刻印、アーキュエイトステッチの
運針数6目から12目への変更を特徴とするといわれるが、
さらにパッチに印字されたA・S・Fの品質管理表示、ビッグEかスモールeか。
現在、一般的には「66モデル」とは、トップボタン裏に「6」の刻印が付き、
ヒッブポケットの裏の縫い目がシングルステッチまたはチェーンステッチに
よって区別されたものを言う。

ロングLee
Leeの頭文字の「L」の下部分が、横に長く伸びたロゴデザインを示す言葉。
これを刻み込むボタンは1950年代頃まで使われた。

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